「天才を殺す凡人」 自分の力を最大限に引き出すには?
北野唯我さんによる「天才を殺す凡人」を読んでの感想、自分なりに考えた自分の能力を最大限に引き出すために必要なことをまとめてみました。
おすすめの本なのでぜひ読んでみてください!
才能論
この本で紹介されている才能論を簡単にまとめてみます。
人間には3種類の才能があります。
天才
独創的な考えを持つ。新しいものを生み出すことができる。
創造性で物事を評価する。
秀才
論理的な思考を持つ。
再現性で物事を評価する。
凡人
感情やその場の空気を大切にする。
共感性で物事を評価する。圧倒的に数が多い。
それぞれで評価の軸が異なるためにコミュニケーションがうまくとれず、お互いに理解できないということが起こってしまいます。
その中で、圧倒的に数で勝っている凡人が天才の意見をつぶしてしまうということがよく起こっている。
また、100%天才といった感じではなくそれぞれの人に天才、秀才、凡人の要素があり、どれだけの割合で存在しているかというところが重要な点です。
自分の能力を最大限に引き出すには?
自分の能力を最大限に引き出すためにはまず、自分の中に天才、秀才、凡人がそれぞれどのくらいの割合で存在しているかを知ることです。
そして、今自分が持っている才能でいかに勝負していくかという考え方に変えていく必要があります。
人の悩みのほとんどは「コントロールできないことをコントロールしようとする」ことにあります。コントロールできないことの一つが自分の才能です。
自分には才能がないと嘆くのではなく、自分が持っているものをいかに生かすかが重要になってきます。
凡人の武器は?
天才だから優れている。凡人だからダメ。ということはありません。
ただ、持っている武器が違うだけです。
凡人には共感性という武器があります。
共感性を生かすには、言葉、SNS、対話、地域といったフィールドで戦う必要があります。
そして、凡人には「共感の神」という共感性があまりに高いため天才を理解し、誰が天才かを見極めることができる存在になる可能性があります。
まとめ
いままではなんで自分には才能がないんだろうと考えたり、天才と言われている人をうらやましく思ったりしていました。
しかし、そんなことには意味はなくて人にはそれぞれ持っている才能があり、良い面も良くない面もあります。
自分の持っている武器を生かして自分の能力を最大限に引き出すことが重要なんだと思った。
気づきが多くて読んでみて良かったと思いました。
おすすめなのでぜひ読んでみてください!
筋肥大・筋力アップに効果的!クレアチンの使い方
クレアチンは筋肥大・筋力アップに最も効果的で、筋トレをするなら必須のサプリメントです。
では、具体的な効果と使い方について解説していきます。
クレアチンとは?
- 筋肉に貯蔵されているアミノ酸の一種。体内で合成されて食品(特に赤身の肉)のも含まれていて、平均して食事で1~2gぐらい摂取していると言われている。
- クレアチンが筋肉の中にたくさん貯蔵されていると力(特に瞬発的な力)を出しやすくなる。
- 国際スポーツ栄養学会(ISSN)のレビューでは筋トレにおいて最も効果的なサプリメントとして紹介されている。
- 筋肥大・筋力アップ・パフォーマンスアップにおいて効果的で、安全性も保障されている。
筋力アップ
- 短時間(1~30秒)の間欠的な高強度の運動において特にパフォーマンスを高める。筋肉の収縮はATPをエネルギー源として起こるが、運動エネルギー源が枯渇するとクレアチンリン酸というものがエネルギーになってエネルギー生産を行う。
筋肥大
筋サテライト細胞~筋繊維のもととなる細胞。これが増えると筋肥大にも好影響。
- クレアチンを摂取すると水を含んで体重が増えるが、筋肉を水に引き込むこと自体も筋肥大に効果的ではないかと言われている。
副作用はあるのか?
- 国際スポーツ栄養学会(ISSN)のレビューでは一日に0.3~0.8/kgの摂取を最大で5年間続ける実験で副作用は体重の増加のみとなっており、安全であるといえる。
摂取方法
クレアチン摂取の目的→筋肉内のクレアチンの貯蔵量を増やすこと。サプリメントによって通常より多く貯蔵させる。
クレアチンローディング
クレアチンローディングを行うことで素早く体内のクレアチン量を増やせる。具体的には
- 最初の5~7日間1日に体重1㎏あたり0.3g摂取する。
- その後、増えたクレアチン量を維持するために1日3~5g摂取する。
- ローディング期では1日分を4回に分けてとる。
毎日3gづつの摂取でも1か月ほどで飽和状態になるので絶対にローディングしなければいけないというわけではない。
その人の体重やトレーニングで消費される量を考えると1日で5~6gの摂取がおすすめ。
休止期
休止期を設けることによって効果が上がる、また副作用があるというエビデンスはないので休止期はなくてもよい。
摂取のタイミング
食後、トレーニング後にプロテインや粉飴(糖質)と一緒に混ぜて飲むと効果的。
クレアチンの種類
ISSNではモノハイドレートのレビューがほとんどなのでモノハイドレートがおすすめ。
クレアチンHCC、クレアルカリンがより筋肉への取り込みが大きくなるという主張は現在では根拠がない。
どこのメーカーがいいのか?
クレアチンは安価で質にはあまり差が出ない。
入手しやすさで選んでよい。DNS、バルクスポーツ、マイプロテインなど。
まとめ
クレアチンは優先順位の高いサプリメントなのでぜひ摂ってみてください!
ちなみに僕のおすすめはバルクスポーツなので試してみてほしいです!
映画 「マネーボール」 感想
あらすじにはネタバレがあるのでみたくない人は飛ばして下さい!
あらすじ(ネタバレあり)
ビリービーン(ブラッド・ピット)は、かつて超高校級の選手でスタンフォード大学の奨学生の権利を断り、プロの道を選んだ。しかし、大成することはなく引退。スカウトに転身する。
2001年のディビジョンシリーズでアスレチックスはヤンキースに敗れ、オフにはスター選手3人の移籍が濃厚となった。この時、ビリーはアスレチックスのGMとなっており、移籍するスター選手の穴埋めをしようとするがアスレチックスは資金がなく補強のために大金を使えないという状況だった。
そんな中、トレード交渉で訪れたインディアンスでピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)と出会う。
ピーターはいろいろな統計をもとに評価する「セイバーメトリクス」を使い、選手を評価していた。ピーターの理論に興味を持ったビリーはアスレチックスに補佐として引き抜き、他球団からは評価されていない選手でチームを強くしようと試みる。
打率ではなく出塁率を重視してスコット・ハッテバーグ、デビット・ジャスティス、ジェレミー・ジアンビの3選手を獲得、投手も投げ方がおかしいと他球団からは敬遠されていたチャド・ブラッドフォードを獲得する。
ビリーのやり方には当然批判が多く、スカウト、監督、マスコミなどからの批判にさらされてしまう。また、ビリーの考え通りに選手起用をしてくれなく、アスレチックスは勝てない日々が続き、西地区最下位となってしまう。
そこでビリーは出したい選手の足かせとなる選手や素行が悪く、他の選手に悪影響を与える選手をトレードで放出。強引なやり方だったがここからアスレチックスは巻き返し20連勝を達成。結果的に、西地区首位となりディビジョンシリーズへと進出する。
ディビジョンシリーズでは敗退してしまうが、アスレチックスの驚異的な追い上げによってビリーのやり方が評価されることとなる。
その年のオフにビリーはレッドソックスからGMとしては史上最高の年棒でのオファーを受けるがアスレチックスに残ることを決断する。
感想
パイオニア
この映画で繰り返し描写されていたのは、新しいことに対する世間の反応です。
ビリーが行おうとする改革に対して、スカウトたちは絶対に成功しないと言い、監督も自分が使いたい選手を使い続けようとします。この行動の裏には、今までの自分の経験であったりこれまでその世界ではこうしてきたといったものが見え隠れしています。
映画の終盤でも言われていたように「パイオニアは必ず血を流す」こととなります。
そして、人は簡単に血を流させる側になってしまうことが多々あります。
自分は新しいものを批判にさらされても進んでいける強さと人が新しいことに挑戦しようとしているときは背中を押せるような人になりたいと感じました。
また、批判も正しいときがあるのでその時は冷静に判断できるようになりたいです。
ビリーの変化
そして、僕の中で印象に残ったシーンは最初はビリーは非情な判断をしなくてはいけない時に辛いからと選手と距離を置くようにしていましたが、終盤は自分のほうから選手に歩み寄って会話をして自分の意図や考えを話すようにしていたところです。
選手と距離を取っていたころは結果が出ずにいましたが、コミュニケーションを取るようになってからチームの状態も上向いてきていました。
ここでのポイントは最終的に欲しい結果のためにそれまでの自分のやり方を変えたこと、コミュニケーションの重要性の二つだと思います。
ビリーは変化できたからこそ成功につながったと思いますし、コミュニケーションを取ることで選手との信頼を築いていったことも重要だったと思いました。
野球観
マネーボールでは出塁率を重視し、バントや盗塁はあまり有効な作戦ではないとされていてとにかくアウトにならないことが大事だと言われています。
野球は27個のアウトを取られてしまうと終わってしまうゲームだからこその考え方です。
この映画を通して、野球におけるチームバッティングとは「アウトにならないことではないか」と思いました。
まとめ
非常に面白い映画で楽しむことができました。
野球の映画ですが野球を知らなくても楽しめると思うのでよかったら見てみてください!
「育てる力」栗山英樹 論語と算盤の教え
北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が選手たちに配る渋沢栄一の「論語と算盤」という本の教えを栗山監督自身の解釈や考えを交えて紹介されている本です。
この本を読んだ僕の感想をまとめていきます。
この本で伝えたいことは、「論語と算盤」という一見すると関係ないものが重要であるということ、そして、道徳的に正しいことをすることが結局は利益につながっていくということだと僕は思いました。
自分の利益だけを考えるのではなく、社会の利益になること、人のためになることをすることが重要であり、これは人として一番大事なことではないかと思います。
「育てる力」の本の中でも大谷翔平や中田翔といった選手たちとの関わりで、本当にその選手のためになっているのかということを考えながら声をかけたり、接しているエピソードが紹介されています。
そして、栗山監督は選手たちにどんな状況にあっても、自分は不運だと思ってもチームの勝利のために邁進してほしいと伝えています。そして、それは天が見ていて、必ずいい結果になって帰ってくるとも伝えています。
野球においても「人間力」を大事にされる栗山監督らしい考え方で、チームの勝利のためにというところに特に共感しました。
やっぱり試合に勝てないと楽しくはないし、全員で同じ目標にむかって取り組む姿やチームの勝利にむかって全力を尽くしている姿に人は心を動かされるのではないかと思います。
この本を読んでみて、「論語と算盤」の原書のほうにも興味がわいてきたので読んでみようと思います。
また、定期的に読み直してその時にどんな解釈をするのか試してみようとも思いました!
行動の指針、判断基準になり、本当に大切なことに気づかせてくれる本ですのでもしよければ読んでみてください!
「アウトプット大全」 目標達成のために アウトプットの質ですべてが決まる!
今回は精神科医で作家の樺沢紫苑先生の「学びを結果に変える アウトプット大全」を読んで、この本から自分が感じた目標達成に必要なものを紹介していきます。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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結論から言うとアウトプットの質ですべてが決まります。
その中でもポイントは
- インプットとアウトプットの比率
- フィードバックの重要性
- 継続すること
この3つです。
ではそれぞれについて解説していきます。
1.インプットとアウトプットの比率
大学生や社会人を対象にしたインプットとアウトプットの比率の調査では平均的にインプット7:アウトプット3という結果になっています。
このことからほとんどの人がインプット中心で勉強しているということがわかります。
しかし、コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士が100人以上の子どもたちに9分間で人物プロフィールを覚えてもらうという実験をしました。このとき、それぞれのグループでインプットとアウトプットの時間の比率を変えるように指示されています。
そして、最も高い結果を出したのはインプットの時間を30%にしたグループでした。
このことからインプットとアウトプットの黄金比は3:7であるといえます。
インプットの2倍はアウトプットしていくことを意識します。
2.フィードバックの重要性
インプットとアウトプットを繰り返しているのに成長できないという方がいますがその場合はフィードバックが正しくできていないです。
フィードバックとはアウトプットによって得た結果を評価し、それを次のインプットに生かすということです。
アウトプットするたびに「なぜ」うまくいったのか、「なぜ」うまくいかなかったのかを考え、突き詰めていくと質が変わっていくと思います。
自分ではどうしても原因がわからないというときは人に教えてもらうというのも効果的です。
3.継続すること
どの分野にも言えることですが、結果を出している人は必ず「継続する力」があります。
ではどうすれば継続することができるのでしょうか?
僕の考えは
- 今やることに集中する
- 楽しむ
- ハードルを下げる
です。
「今」に集中することで確実に質は高まると思いますし、先のことを考えるとどうしてもブレーキがかかってしまいます。
「楽しむ」というのは理想的な状態で頑張ろうとしなくても自然に継続することができます。そのために、楽しいポイントを探すという考え方が重要です。
「ハードルを下げる」と単純に継続しやすいです。
僕は今アウトプットのために夜寝る前に10分で日記を書いているのですがとにかく時間もかからず簡単で継続できています。
何かを始めるときはまずは続けられることを目標にして少しずつハードルを上げていくと成功しやすいと思います。
まとめ
アウトプットの重要性について書いてきましたがこれはスポーツにも言えることで、何回も練習することよりも一回の試合のほうが成長することがあると思います。
僕自身もアウトプットを継続してもっともっと成長していきたいと思います!!
ブログで紹介した内容は本の一部なので興味があれば本も読んでみてください!
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
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